既存住宅状況調査(ホームインスペクション)とは専門家による住宅の点検

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点検・メンテどうやる?
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住宅の点検をしてくれる業者を探してる

インスペクションって何?

家を建てたハウスメーカー以外の点検を受けてみたい!

インスペクションという言葉は聞いたことがあるけど、いまいちイメージがわかない人は多いのではないでしょうか。

だん(筆者)
だん(筆者)

私、だん(壇)は、建築関係の企業で4年以上働いていて、一級建築士の資格も持っています。 そんな私が、インスペクションのことを分かりやすく解説します。

この記事で分かること
  • インスペクションは、専門家による住宅点検です。
  • インスペクションをどんな時に利用すればよいかわかります。
  • インスペクションでどんなことを点検するのかわかります。
  • 業者の探し方が分かります。

この記事を読めば、住宅を長持ちさせるため・住宅にかかるランニングコストを節約するために重要な、インスペクションの知識を身に着けることができます。

「本当に必要なメンテナンス・リフォームだけやって、コスパよく家を長持ちさせたい」という人はぜひ最後まで読んでください。

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既存住宅状況調査(インスペクション)とは

既存住宅状況調査(インスペクション)は、専門家が行う、住宅の不具合や施工不良などの調査です。 大きく分けて、以下の2つがあります。どちらも「インスペクション」と呼ばれます。

  • 国に定められた講習を受けた建築士が診断を行うインスペクション「既存住宅状況調査」
  • 民間資格”公認ホームインスペクター”が診断を行うホームインスペクション

国に定められた講習を受けた建築士が診断を行うインスペクション「既存住宅状況調査」

既存住宅状況調査技術者が行う、住宅の調査です。

既存住宅状況調査技術者の特徴
  • 建築士の資格が必要。
  • 国に定められた講習(修了試験あり)を修了している。
  • 講習の内容は、住宅の調査の方法などに関するものが主。
  • 中古住宅の取引の際に、既存住宅状況調査の説明が義務となっている。この調査を行えるのが既存住宅状況調査技術者。
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金を受け取るためには、リフォームの前に既存住宅状況調査を受けないといけない。この調査を行えるのが既存住宅状況調査技術者。

以下のサイトで、既存住宅状況調査技術者の検索をすることができます。
→参考:既存住宅状況調査技術者 検索サイト

民間資格”公認ホームインスペクター”が診断を行うホームインスペクション

公認ホームインスペクターの特徴
  • 建築士の資格がなくても試験を受けられる。
  • 試験を実施しているのは特定非営利活動法人日本ホームインスペクターズ協会(民間資格)
  • 試験の内容は、住宅の調査の方法に関する内容のほかに、建築士試験の内容や不動産に関する内容など。

以下のサイトで、公認ホームインスペクターを検索することができます。
→参考:特定非営利活動法人日本ホームインスペクターズ協会HP「認定会員リスト」

インスペクションはどんな時に利用する?

インスペクションを利用するタイミング
  • 住宅のリフォームをする前
  • 住宅の定期点検として
  • 新築住宅の完成検査として
  • 建物の売買の時

住宅のリフォームをする前

住宅のリフォームをする前にインスペクションを利用することで、必要なリフォームをピンポイントですることができます。

専門家の目でリフォームが必要な箇所を見極めてもらえるので、やらなくてよいリフォームをしてしまったり、必要なメンテナンスをしなかったりするリスクが減ります。

助手
助手

インスペクションに費用が掛かったとしても、無駄なリフォームをしなくて済むため、結果としてトータルの費用が安くなったりします。

住宅の定期点検として

住宅の定期点検は、家を建てたハウスメーカーや工務店が無料でしてくれることも多いですが、第三者の専門家が行うインスペクションを定期点検として利用することもできます。

住宅は、少なくとも10年に1回くらいは、専門家による定期点検を受けた方が良いです。
詳細:住宅の点検は義務?必要?どうやるの?

特に、長期優良住宅の認定を受けている住宅の場合は、定期点検が法令で義務付けられています。
詳細:長期優良住宅の点検・メンテナンスしないとどうなる?|罰金や返金がある?

新築住宅の完成検査として

新築住宅の完成検査としてインスペクションを利用することで、専門家の目で施工不良を見つけてもらうことができます。

家を建てたハウスメーカーや工務店と利害関係のない、第三者の専門家に、インスペクションを依頼するのが大切です。(施工不良を隠蔽されるリスクを防ぐため。)

だん(筆者)
だん(筆者)

家が完成したときの検査には、建築基準法の完了検査や住宅性能評価の検査などもありますが、これらの検査でカバーできない部分を、インスペクションでカバーできます。

建物の売買の時

建物の売買のタイミングでインスペクションを行うことで、買い手は安心して建物を購入することができます。
また、リフォームやメンテナンスの予定を見込んだ売買が可能になります。

売り手としても、インスペクション済みをアピールして買い手を見つけやすくすることができます。

業者の探し方

インスペクションをしてくれる業者の探し方を紹介します。

大事なのは、有料の業者を選ぶことです。

「無料で点検しますよ」と言ってくるような業者は、メンテナンス工事を受注するための営業として点検を行っている可能性が高いです。
工事を自社で受注するために、本当は必要のないようなメンテナンス工事を勧めてくるリスクがあります。

インスペクションの業者を探している方におススメのサイト

インスペクションをしてくれる専門家を探している方は、イエコマというサービスを利用するのがおススメです。

イエコマの特徴
  • 初回限定2万2千円(税込。出張費無料・追加料金なし)
    他社の場合、相場は5万円~7万円くらいはするので、破格です。
  • 独自の厳しいサービス基準があるので、高度な技術を持った家の専門家による点検が受けられます。
  • 実際に訪問する業者とイエコマは別会社。万一の場合はイエコマが窓口となるため、強引な営業を受ける心配がありません。

既存住宅状況調査者(建築士)やホームインスペクター(民間資格)の検索

以下のサイトで、既存住宅状況調査技術者(建築士)の検索をすることができます。
→参考:既存住宅状況調査技術者 検索サイト

また、以下のサイトで、公認ホームインスペクター(民間資格)を検索することができます。
→参考:特定非営利活動法人日本ホームインスペクターズ協会HP「認定会員リスト」

点検費用・金額の目安

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点検を専門家に頼んだ場合にかかる費用・金額は、頼む専門家によってバラバラです。

ざっくりとした費用の目安は以下のようになります。

  • 床下や天井裏に入らず覗き込んで調査する場合:5~7万円
  • 床下や天井裏に潜入する調査の場合:9~14万円

参考↓

イエコマ「 住宅メンテナンス診断」

点検項目

点検項目を紹介します。

既存住宅状況調査者(建築士)による調査と、ホームインスペクター(民間資格)による調査で、若干の違いがありますが、ざっくり以下のようになります。

構造耐力上の安全性
  • 小屋組、柱、梁、床、土台、床組など
    →劣化、腐朽・シロアリ被害等の調査
  • 床、壁、柱
    →傾きの調査
  • 基礎
    →ひび割れ、劣化、鉄筋のサビなどの調査
雨漏り・水漏れ等
  • 屋根、外壁、バルコニー、建具(サッシ)等
    →劣化、ひび割れ、ズレ、コーキングの劣化などの調査
  • 軒裏、内壁、天井裏、床下等
    →雨漏り跡の調査
その他(設備・配管など)
  • 給排水管
    →水漏れ、詰まり、赤水等の調査
  • 換気ダクト
    →脱落や接続不良などの調査
  • コンロ、エアコン、給排水設備、電気設備、ガス設備など
    →作動不良等の調査

参考1:国交省HP 「既存住宅インスペクション・ガイドライン」
→20ページに検査項目一覧があります。

参考2:国交省HP 「既存住宅状況調査方法基準の解説(令和5年1月27日)」

まとめ

  • インスペクションは、専門家による住宅点検です。
  • 講習を受けた建築士によるインスペクションと、民間資格によるインスペクションがあります。
  • インスペクションは、住宅の定期点検やリフォーム前の点検、新築住宅完成時の点検として利用できます。
  • 業者の探す際は、有料の業者に依頼するのが大切です。
  • インスペクションでは、主に構造上の問題や雨漏り等の点検を行います。

 インスペクションの業者をお探しの方は、イエコマを利用するのがおすすめです。

  • 初回限定2万2千円(税込。出張費無料・追加料金なし)
    他社の場合、相場は5万円~7万円くらいはするので、破格です。
  • 独自の厳しいサービス基準があるので、高度な技術を持った家の専門家による点検が受けられます。
  • 実際に訪問する業者とイエコマは別会社。万一の場合はイエコマが窓口となるため、強引な営業を受ける心配がありません。

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